ご挨拶
第56回日本医学教育学会大会
大会長 冲永 寛子
帝京大学 副学長
第56回日本医学教育学会大会を2024年8月9日(金)~10日(土)に帝京大学板橋キャンパスにて開催いたします。第10回大会(1978年)で耳鼻咽喉科学教室鈴木淳一初代教授が大会実行委員長を務めたのに続き、本学が主管校に推挙されたことは大変名誉なことでございます。
帝京大学医学部は1971年に開設し、冲永荘一初代学長による建学の精神のもと「よき医師」の育成に努めてまいりました。板橋キャンパスは武蔵野台地で加賀藩下屋敷跡に位置し、医学部・薬学部・医療技術学部および医学部附属病院があり、多職種連携で医療者教育を行なう場としております。
大会テーマは「ダイバーシティ&インクルージョン ~すべての人が輝ける医療者教育~」といたしました。医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年改訂版)のキャッチフレーズ「未来の社会や地域を見据え、多様な場や人をつなぎ活躍できる医療人の養成」にもありますように、医療者として根幹となる資質・能力を培い、多職種で複合的な協力を行い、多様かつ発展する社会の変化の中で活躍することが求められる医学(医療者)教育について、医学部・薬学部・医療技術学部の3学部で医療者教育を実践している帝京大学板橋キャンパスを会場に多くの参加者が集い、国内外の最先端の知見や意見を交換できる場としたいとの思いでございます。患者・生活者、社会の多様化に対し、医療者教育の現場においても多様性を生かした取り組みが必要となります。また、女子医学生や女性医師も増えており、女性医療者の活躍は大変重要な課題です。
帝京大学板橋キャンパスに国内外から皆様をお迎えすることを心から楽しみにしております。